児童養護施設の子どもたちにプレゼント。NPO、外資系企業から大型遊具が届いた!

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社会福祉法人阪南福祉事業会(永野孝男理事長)に2023年5月1日、NPO法人と外資系企業から、大型の米国製遊具が贈られた。「遊びは大切な育み」と、東日本大震災の被災地から始まった活動だ。遊具は、法人が運営する児童養護施設「岸和田学園」に隣接する「にじいろ“夢”ひろば」(運動場)に設置された。こどもたちの対応に、施設からの巣立ちを展望できる「著しい成長」を感じたという。(文・写真 陶器浩平)

寄贈を企画したのは、NPO法人プレイグラウンド・オブ・ホープ(東京都港区)。代表のアナップ・マイケルさんらが、不織布製造の外資系企業に寄贈を呼び掛けて実現した。

朝から遊具のパーツの組み立てや取り付け作業が行われ、マイケルさんやボランティアでかけつけたスポンサー企業の社員ら約30人が汗を流した。

遊具は14.8メートル×9.9メートル。米国から輸入された木製で、滑り台やブランコ、ロッククライミング、吊り輪などが付いている。オバマ元米大統領が現職時代に、ホワイトハウスの庭に設けた木製遊具と同じ種類だという。

プレゼントされた遊具

一斉に遊具へ

昼下がり。児童養護施設のこどもたちが、次々と集まってきた。

寄贈式でカウントダウン。「スリー、ツー、ワン…」。一斉に遊具へ向かった。

バーベキューも行った。夕闇の中、閉会式。こどもたちの代表2人が「とてもうれしい。年齢に関係なく遊べます」と感謝の手紙を読んで、手作りのタペストリーを贈った。最後に、みんなで『ありがとうの花』を大合唱した。

♪ありがとうの花が咲くよ、君のまちにもほらいつか…。

お礼の手紙を読む子どもたち
子どもたちからお礼のタペストリーが送られた

臨機応変に準備

準備は、ギリギリだった。こどもたちは4月29日からタペストリーをつくり始め、寄贈式前日の翌30日に完成した。

ライブペインティングの学びを生かして、大きな画布に絵を描き、「We walk」「We stand」などの英文を添えた。

お礼の手紙を書いたのも前日。読み終えた直後、2人の代表は自分の意志でマイケルさんに直接、手紙を渡した。

合唱は、当日の決定。下校してきたこどもたちに、手話付きの「ありがとうの花」をリクエスト。直前まで練習して、歌いあげた。

目を見張る成長

「変化に弱い…そんな子も『大丈夫だよ』と受けてくれた。家庭でも社会でも、突然の事態は起きる。そんな時の対応力が付いた。成長を感じました」

総合園長の永野良子さんは、こう話した。そして続けた。

「ハンカチはどこを持ち上げても、持ち上がる。こどもも同じ。その子の持ち上がりやすいところを持ち上げたら、可能性がぐんと広がる。遊びの中にも、出来ることを探す『回路』がある。巣立ちの力につながる道です」